韓国について


旅行のための予備知識
国土と地形 古来より「半島三千里」と呼ばれ、単に「三千里」と言えば韓半島の事をさします。面積は約22万平方kmですが、不幸にも南北に分断され現在南の約10万平方kmが大韓民国となっています。人口は約4500万人で人口密度は日本より高く、首都ソウルに約1000万人が集中しています。
三方を海に囲まれ、東海岸と西海岸は砂浜が多く、南海岸はリアス式海岸と多くの島々からなる美しい海が広がっています。東部には太白山脈、中東部から南西部にかけて小白山脈が広がり、美しい山々と山間の美しい風景が見られます。南西部には湖南平野が広がり穀倉地帯となっており、集散地の全州は食の都として知られています。
言葉 言葉は韓国語です。文字はハングルを主に使います。ハングルは科学的に創製された表音文字なので比較的覚えやすいと思います。漢字も使われていますが空港や駅の案内表示、新聞の見出しや店の屋号等に使われている程度です。空港や駅の表示には英語でも書かれていますが(最近では中国語表示が増えました)、バス乗り場はハングル表記のみが多いです。日本語は日本人がよく行く観光地やホテルではよく通じるようです。また年配者(というよりお年寄り)や若い世代は比較的日本語のできる人が多いようです。英語も若い世代なら通じます。「アンニョンハシムニカ」(こんにちは)や「カムサハムニダ」(ありがとう)くらいは覚えて行くとつながりが広がります。
韓国への交通 ソウルへは地方空港からのフライトも数多くありますので比較的行きやすいと思います。また西日本にお住いの方は下関と福岡からのフェリーや、福岡からのジェットフォイルもありますので時間に余裕のある方、飛行機は苦手という方にもいいと思います。フェリーなら夕方出発して翌朝釜山に到着しますし、ジェットフォイルなら4時間で着いてしまいます。
持ち物 パスポート(旅券)だけです。90日迄の観光であればビザ(査証)は不要です。帰りのチケットも不要なので予定を決めずに行って帰りのチケットを韓国で購入して帰って来ることもできるし、第三国へ出発する事もできます。身の回りの品物は各自の必要な物を持っていきましょう。大抵の物は韓国で購入できますので手ぶらで行くことも不可能ではありません。シャンプー、洗顔石鹸、歯磨き、歯ブラシなど韓国で現地調達して使ったことがあります。韓方(漢方)を取り入れた製品もあるので、試してみるのも面白いかも知れません。

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2011-8-24 修正
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