韓国日記(その1)
2000年7月13日(第1日目)
本文中、韓国での支払いは特にことわりがない限りウォンです。1000ウォン=100円と考えてください。
運賃などは旅行当時のものです。変更になっている事があるかもしれません。また、記憶違いによる間違いはご容赦ください。
朝7時前に家を出て、名古屋空港に向かう。今回利用するのはKE752便(ソウル行き)だ。帰りは16日のKE753便(釜山発)で4日間の予定。今回も旅程は未定、以前見ることが出来なかった海印寺の八萬大蔵経(世界文化遺産)を見に行こうと思う。そして土曜日は夕方、メル友のちゃぼ君と会う約束。とりあえずソウルへ飛ぶ。
金浦空港に到着、昨年の遣いのこりのトラベラーズチェックを3万円分両替する。国内線ターミナルへ行き、釜山までの航空券を購入する。ソウル〜釜山はシャトル便なので予約なしでもすぐに買える。KE1129便12時30分発(53500ウォン)がとれた。なかなかの接続だ。再び荷物を預けて出発ロビーへ。案内放送に注意する。もちろん日本語の放送はなく、韓国語と英語の放送のみだが、15分前、「テハンハンゴンイルイルイクピョン(大韓航空1129便)〜」と放送が流れる。機内はほぼ満席、定刻に出発する。ビデオモニタがないので、救命胴衣の着け方などを実演してくれる。
KALのリムジンバスに乗って、釜山市内へ。このバスのチケットを国内線の機内で買っておくと少し安くなるらしい。(正規は4500ウォン)乗ってから後悔する。宿は中央洞の予定なのでKALビル前で降りて少し歩く。以前泊まった事のある宿で3泊する事に決め6万ウォン払う。荷物を部屋に置き、竜頭山公園へ行く。途中で冷麺の昼食をとる。公園ではあちこちでお年寄り達が、将棋や囲碁に熱中している。人だかりができているので覗きに行く。おじさんが傷ついた鳩の手当てをしている。手際よく処置をしているから、よく来ているのだろう。公園を後に南浦洞へ行く。特に欲しい物はないので、ぶらぶらと歩く。途中で本屋を見つけ、釜山市の地図を買う。途中、S銀行を見つけて入る。窓口で口座を開設したいと言う。開設の申込書を渡される。住所は日本でいいのか尋ねる。日本の住所でかまわないらしい。ハングル表記の名前をこれでいいかと聞かれる。漢字の韓国語読みだ。これでは、自分の名前じゃないみたいな気がするので、日本語読みのハングル表記にしてもらう。通帳はサインでいいらしく「サインを」と言うが、「トジャン、イッスムニダ」(はんこ、あります)と言って印鑑を渡す。窓口嬢が笑っている。パスポートのコピーをとられ通帳ができあがる。キャッシュカードはと聞かれる。後日郵送らしいので、「日本に送ってくれるか」と聞くと、それはできないらしい。通帳だけでも自動機が使えるので、キャッシュカードは諦める。意外と簡単に口座ができた。これで大金を持ち歩く必要がなくなる。
さらに国際市場まで足を伸ばす。衣類、雑貨、鞄などの店が集中している。眼鏡街に来る。どの店も売り出しの幕が出ている。知っている店があるわけでもないので適当に入る。今なら売り出し中で3万ウォンだと言う。ごく普通のフレームで作ってもらう。同じ度数でいいので今かけている眼鏡を調べて、主人がどこかに電話している。どこからかレンズが届く。またどこかに電話している。今度はコーヒーが届く。コーヒーを飲んでいる間に眼鏡ができあがる。早速かけてみる。ちょうどいい。支払いは8万ウォン。3万ウォンとはすごく安いと思っていたが、レンズ1枚の値段だった。フレームが2万ウォンで、あわせて8万ウォンという訳だ。8000円なら日本で作るよりもかなり安い。それにすぐ出来る。2つ作れば、格安チケットなら飛行機代が出てしまう。
日も暮れたので、晩飯を食べて宿に戻る。途中でソロンタンを食べる。まわりを見るとスープにキムチを入れている人や、ご飯にキムチの汁をかけている人までいる。私はオーソドックスにご飯をスープの中に入れて食べる。帰り道、竜頭山公園に寄る。夜風が気持ちいい。日中は老人が多いが、この時間はアベックが多い。韓国語は語気が荒いので、話に熱中しているだけだろうが、けんかしているように聞こえる。
宿に戻りテレビを点ける。トレンディドラマをやっている。内容は日本と殆ど変わらない。シャワーを浴びて寝る。
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