韓国日記(その3)

2003年1月6日(第1日目)

本文中、韓国での支払いは特にことわりがない限りウォンです。1000ウォン=100円と考えてください。
運賃などは旅行当時のものです。変更になっている事があるかもしれません。また、記憶違いによる間違いはご容赦ください。

朝起きると、雪が積もっている。とにかく空港へ向かう。が、普段利用している高速バスは運休とのこと。仕方なく最寄り駅まで、電車で向かう。渋滞の雪道を路線バスで空港へ向かう。時間が気になり、大韓航空へ電話してみるが、定刻出発予定とつれない返事が返ってくる。ぎりぎり9時にチェックイン、駆け込みセーフと思いきや、出発ロビーはのんびりしている。機材の除雪作業で30分の遅延らしい。結局30分遅れで出発したものの、離陸はさらに遅れ、10時30分となった。遅れを取り戻すこともなく、仁川国際空港には12時20分の到着。バスで仁川市内へ向かう。空港から約1時間、富平駅でバスを降り、食堂を探す。今日は非常に寒い。昨日の天気予報では、ソウルの最低気温は氷点下13度だった。暖まる食事が食べたくなり、キムチチゲを頼む。

暖房の効いた店内で、心も身体も暖まり、改めて富平駅へ向かう。これから、龍山の電子商街を覗いて、近くで宿を見つけようと思う。龍山駅で電車を降りて、長い跨線橋を渡る。駅西側は、国鉄の機関区になっている。パソコンやプリンタの大きな箱を抱えた人たちが目立つ。遠くにAMDのバルーンが見える。跨線橋をさらに進み、改札を抜けると電子商街だ。まるで、秋葉原のラジオデパートみたいだ。ノートパソコンとデジタルカメラが目立つ。携帯電話ショップや家電品、ジャンク屋もある。近くに旅館くらいあるだろうと、適当に歩く。路地裏に旅館を発見、寒い時期なのでオンドル部屋にして貰う。ちょっと部屋が狭いが、2万ウォンとのこと。4畳くらいの部屋にシャワーとトイレ付き、ソウルで2万ウォンならこれくらいかな。寝るだけと割り切る。

荷物を置いて、街へ出かける。さっきのラジオデパートへ向かう。1階から5階までテナントが入っている。製品もパーツも日本と殆ど値段は変わらない。外に出ると、携帯電話ショップ、工具屋、電線屋、ジャンク屋?まである。ここで、変換プラグをひとつ買い求める。新品ではなさそうだが、1個300ウォン。これさえあれば、携帯電話や髭剃りの充電、ノートパソコンだって使える。

薄暗くなってきたので、夕食を食べて宿に戻る。旅館近くの食堂でテンジャンチゲ(味噌のチゲ)を食べる。キムチチゲほどではないが、結構辛い。昔、釜山で食べたときはこんなに辛くなかったので、冬場は身体が暖まるように辛くなるのだろうか。それともただ単に味噌が違うだけなんだろうか。



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