韓国日記(その3)

2003年1月10日(第5日目)

海雲台ニュータウン地下鉄に乗って、海雲台へ出かける。終点の萇山駅まで行く。地上に出ると、高層アパートが林立し、ニュータウンが広がっている。郵便局が見えるので、行ってみる。昔作った通帳に貯金をしようと窓口に出すが、この通帳は駄目だと言われる。2000年に作って以来使ってないので、無効になっているそうだ。そんな事ってありなのか。日本は10年で失効するけど、2年で無効は速すぎるのでは。口座に残っていた1万ウォンも無効らしい。アイゴ、俺の1万ウォン返してくれ。全国ネットで、銀行よりたくさんあって、便利だと思っていた郵便貯金には大きな落とし穴があった。たくさん貯金しておかなくて良かった。

海雲台駅まで1kmと案内が出ている。天気もいいし、寒くないので、ぶらぶら歩いていこう。坂を下っていくと、パラダイスビーチホテルやマリオットホテルが見えてきた。温泉と書いた沐浴湯も見える。もう、海雲台温泉に着いたんだ。パラダイスビーチホテルの脇にS銀行の看板が見える。ついでに銀行にも寄って行こう。10万ウォン貯金をする。2年間置いてあったので、その間の利息もついている。韓国も金利が下がったとはいえ、日本では想像もできないような金額の利息がついている。それと、郵便局のように失効していないのが嬉しい。リベラ百貨店が見えてきた。と言うことは、海雲台駅も近い。この辺りで昼食を済ませて、海雲台駅へ行く。国鉄の駅前に、地下鉄の駅ができて、駅前だけが綺麗になっている。地下鉄に乗って、西面へ向かう。

頼まれ物の「ヨルラミョン」(熱ラーメン)を求めて、ロッテデパートの食品売り場へ行く。あったあった、コンビニにはなかったヨルラミョンがある。5食入りのパックもある。隣のキムチ売り場のおばちゃんが、キムチはどうかと声を掛ける。農協キムチと書いてある。パックになっているので心配はないという。冬なら酸っぱくなりにくいので、ペチュキムチとカクトゥギを一つずつ求める。500gパックでそれぞれ3000ウォン。ラップでぐるぐる巻きにして、袋に入れてくれる。このおばちゃんに通訳して貰って、ヨルラミョンを一箱欲しいと売り場の担当者に伝えて貰う。その間に、お土産の竹塩石けんを探す。紐で十文字に縛ったラーメンが届く。同じラーメンをひとつくれる。

レジで精算して貰う。ひとつだけのラーメンを「ソビス」と言って見せる。箱入りの30個分だけがレジに打ち込まれる。(本当にサービスだったのかな?レジで通ったんだから、まぁいいか)ラーメンの箱を提げて店を出る。だんだん箱入りラーメンが重くなってくる。ついでに新しい眼鏡を作り、軽く腹ごしらえして、旅館に戻る。荷物を置いて、さぁ虚心庁(パンフレット:日本語韓国語)へ行くぞ。

3階でチケット(8000ウォン)を買って、4階の受付に出す。ロッカーの鍵を貰って、左側の下駄箱へ。(女性は右側)下駄箱がずらっと並んでいる。番号札が色分けされているが、あまりの多さにちょっと唖然とする。脱衣場はもっと広い。服を脱いで浴場へ行きかけるが、広くてよくわからない。ロッカーへ戻り、眼鏡を掛けて出直す。浴場の入り口脇にタオルが置いてある。あかすりタオルやバスタオル、浴衣(ゆかたと読まないでね)も2種類置いてある。値段もいいが、至れり尽くせりだ。浴場に入ってまた驚いた。パンフレットの写真で見ていたが、本当に広い。普通のお風呂(ぬるめも熱めもある)や、ひのき風呂、薬草風呂、水風呂、打たせ湯などなんでも揃っている。温泉プールに露天風呂まで。天気が良ければ、星を見ながらお湯に浸かれる。サウナも蒸気サウナや黄土サウナなど揃っている。これだけ楽しめれば、8000ウォンは高くないと思う。薬草風呂も何種類もあって、それぞれ効能が記されている。(ただし、すべてハングル表記。)コーヒースタンドまである。飲んでる人はいなかったけど。

虚心庁を堪能して外に出る。明日の朝食を工面してから、夕食に行こう。最後の夜はちょっとだけ、贅沢をして、焼肉を食べる。といっても、テジカルビだけど。



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