韓国日記(その4)

2004年5月16日(第1日目)

本文中、韓国での支払いは特にことわりがない限りウォンです。1000ウォン=100円と考えてください。
運賃などは旅行当時のものです。変更になっている事があるかもしれません。また、記憶違いによる間違いはご容赦ください。

名古屋は雨が降っている。釜山は晴れていることを期待して、JL987便で出発する。以前は機材がB767だったがDC-10に変わっている。釜山便もそれなりに需要があるのだろう。離陸して、ドリンクが配られる。次は機内食が配られると楽しみにしているうちに、釜山に到着してしまった。何年ぶりかの日本航空だけれど、いつの間にか近距離路線では機内食は出なくなったようだ。心配だった天気だが、釜山は霧雨が降っている。国際線ターミナルはまだ仮庁舎でボーディングブリッジがない。タラップを降りてバスでターミナルへ行く。

いつものように307番のバスで、東莱温泉に向かう。今夜は文化温泉観光ホテルに泊まってみようと思う。建物は古く、廊下は薄暗いが部屋は改装されてキレイだ。冷蔵庫はないけれどウォータークーラーがあるし、テレビも大きいものが置いてある。ただしベッドサイドに大きな鏡があったり、天井にスポットライトがついていたりと、政府登録の観光ホテルにしては変な仕掛けがある。宿泊費は2泊で6万ウォンと荘旅館とたいして変わらない値段だが、れっきとした無窮花マーク2つの3級ホテルだ。

機内食が出なかったので、昼食を食べに出掛ける。温泉市場近くの食堂でテジクッパ(4000ウォン)を食べる。軽い昼食のつもりだったが、満腹になった。出てきたついでに、虚心庁へ行こう。設備のリニューアル工事で、男湯と女湯が入れ替わっている。ゆっくり温泉に浸かろうと思って来たのに、子ども達で大にぎわいだ。人の動きが多くて、お湯に浸かっていても落ち着かない。日曜日の夕方はいつもこんなに混雑するんだろうか。サウナとひのき風呂は子ども達がいないけど、熱くてそう長くは入っていられない。

お風呂もそこそこに(それでも露天風呂までひととおり入ったが)虚心庁から退散する。ホテル農心へ寄って、フロントで釜山の観光パンフレットを貰ってくる。コンビニにも寄って、明日の朝食代わりの牛乳と、お腹が空いたときのためのお菓子や飲み物を買ってホテルに戻る。廊下に赤いネオンが灯っている。やっぱりそういう方面の需要に応えるホテルなのか。カップルで泊まっても、一人で泊まっても誤解されそうなホテルだ。



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2005-9-15 作成
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