韓国日記(その4)

2004年5月20日(第5日目)

地下鉄に乗って江辺駅へ行く。東ソウルバスターミナルは駅のすぐ前にある。水安堡までのチケット(9200ウォン)を買って乗り場に向かう。運がいいことに1時間に1本しかないバスに待ち時間もなく乗れた。漢江に沿って走っていたバスはどこをどう走ったか判らないうちに高速道路を走っている。高速道路を安城ICで降りて、一般道路を走る。だんだん農村風景になってきた。一面に田圃が広がり、田圃では田植えの真っ最中だ。忠州市内を抜けて、バスはだんだんと山あいへ入っていく。約2時間で水安堡バスターミナルに到着する。明日の釜山行きの時間を確認しておく。釜山行きは一日に4便しかなく、午前中は9時20分と11時ちょうどの2便しかない。ターミナルを出て温泉街へ向かう。温泉街の入り口に観光案内所があるので、案内地図を貰って大浴場付きの旅館を教えて貰う。

水安堡温泉案内所で教えて貰ったうちの一軒、新興荘旅館(シンフンジャン)を訪ねる。表通りに面した大きな旅館だ。一泊25000ウォンで、宿泊客は大浴場に無料で入れるという。部屋を見せて貰ってここに決める。部屋に荷物を置いて、昼食に出掛ける。

旅館の近くの食堂でカルビ湯の昼食を済ませて、温泉街の散策(探索?)に行く。川沿いに遊歩道があるので、早速行ってみる。川の向こう側に大きな温泉タンクが見える。人工の滝が作ってある。さらに進んでいくと常緑ホテルの庭先を通って、広場に出る。さっきの観光案内所の広場だ。今度は常緑ホテルの前を通って温泉街へ戻る。川の向こうへ行ってみると温泉タンクのすぐ隣に「楽天湯」(ナクチョン湯)という真新しい温泉入浴施設がある。入浴料は5000ウォンとなっている。後ほどゆっくり温泉に入りに来ようと思う。大林ホテルがあり、さらに行くと、コンドミニアムもある。川沿いには市が出ていて、おばちゃん達が野菜などを売っている。キジ料理が特産らしく、キジの絵を掲げた食堂が目立つ。クォン(キジ)シャブと出ているからしゃぶしゃぶで食べるのだろう。町はずれには小さな教会がある。街はそんなに広くないが、高級ホテルから旅館まで宿泊施設はたくさんある。

温泉街を一周して、旅館の近くまで戻ってきた。「Hi SPA」という温泉入浴施設が見える。宿へ戻る前にひと風呂浴びて帰ろう。こちらも入浴料は5000ウォンだ。チケットを買って浴場へ上がる。中はかなり広い。湯船は大きいし、サウナがふたつもある。それに時間が時間なので空いている。やっぱりお風呂はゆっくりのんびり入らなくちゃ。大きな湯船とサウナを堪能して旅館へ帰る。

汗を流してさっぱりしたので、旅館でしばし休息。少しまどろんで夕食に出掛ける。近くの食堂でサムギョッサルを食べる。部屋に戻って旅館の大浴場へ。せっかく大浴場のある旅館を紹介して貰ったんだから、入っておかないとね。しかし、ここで思わぬアクシデントがあった。誰かがいたずらして栓をぬいてしまったのか湯船のお湯が殆どない。がっかりだけど、昼中「Hi SPA」へ行って良かった。温泉地に来て、温泉に入れずじまいになるところだった。



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2005-9-15 作成
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