韓国日記(その2)

2000年9月17日(第7日目)

今日は快晴、コリアンブルーの空が広がる。さすがに朝の鮮やかな国だ。朝食を途中で食べて、バスで空港へ行こうと思い、宿を出る。地下鉄の東莱駅まで歩く。途中で朝食を、と思っているが、殆どの店が閉まっている。結局駅まで来てしまい、開いていた店に入る。あっさりした物をと思い、テンジャンチゲ(4000ウォン)を注文する。熱々が運ばれてくる。隣の店で焼酎を物色する。「百歳酒」(2合瓶2800ウォン)を買ってみる。ゆっくりしすぎたか、時間に余裕がないのでタクシーに変更。停まっているタクシーに「金海空港」と告げる。運転手がうなずく。助手席に乗ろうとすると、後ろに乗れ、と指さす。すいている釜山市内を快調に走る。どちらのターミナルへ行くのか運転手が尋ねる。「国際線」と答える。トンネルを抜け、30分程度で空港に到着。1万ウォンを渡す。お釣りをくれるようにないので、降りずに座っている。メーターは8600ウォン、トンネルの通行料を入れて8900ウォンのはずだ。1000ウォンだけ寄越す。残りの100ウォンは諦めて降りる。

手続を済ませて出発ロビーへ出る。まずは免税店へ行き、たばこを買う。日本製たばこも並んでいる。マイルドセブンが$12だ。ということは、$1=110円としても1320円で日本の免税店で買うより安い。(名古屋空港では1600円で売っている。) マイルドセブン($12)と88ライト($7)を1カートンずつ買う。アシアナ航空のマイレージカードで、それぞれ$1ずつまけてもらって$17で18690ウォン払う。

1時間ちょっとのフライトで名古屋空港に帰って来た。名古屋もいい天気で暑いくらいだ。いつもなら空港バスで名古屋駅に出るのだが、天気もいいし、時間もあるので路線バスで名鉄西春駅に出る。(時間はかかるが、かなり安くなる。)見慣れた風景が広がる。が、いつもとは違う。家々は開け放たれ、所々瓦礫と化した家財道具が積み上げられている。泥で白くなった自動車が放置されている。水害に遭ったらしい。家に着く。水害の状況を聞く。11日から12日にかけて降った雨で被害があったらしい。新川町と大府市で堤防の決壊、家屋・道路の冠水は至る所であったらしい。我が家でも周辺道路が冠水して、一時孤立したそうだ。韓国までは日本の情報は入ってこなかったが、日本も韓国も雨で大変だった訳だ。


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