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韓国日記(その5)

2005年8月12日(第1日目)

本文中、韓国での支払いは特にことわりがない限りウォンです。1000ウォン=100円と考えてください。
運賃などは旅行当時のものです。変更になっている事があるかもしれません。また、記憶違いによる間違いはご容赦ください。

路線バスで中部国際空港に向かう。当地からは鉄道でも行けるのだが、遠回りになるので今回はバスで行く。チェックインカウンターへ向かう。コンパクトに作った空港というだけあって、国際空港を名乗っている割には小さい。それでも名古屋空港よりは広くなっているし、チェックインカウンターへ行く前のセキュリティーチェックがなくなったのは嬉しい。名古屋空港の一番のガンはこのチェックインカウンターへ行く前のセキュリティーチェックだったと思う。チェックインを済ませて身軽になったので、スカイデッキに出てみる。搭乗待合室のすぐ上なので、間近に飛行機が見える。飛行機のエンジン音どころか、排気ガスまで臭ってくる。ちょうどアジア近距離便の出発ラッシュなので、作業車が慌ただしく走り回っている。台北、マニラ、ソウル便などが次々と離陸していく。その間にも国内線の中・小型機の離発着が頻繁にある。
1時間ほど飛行機を見送って、中部国際空港自慢のスカイタウンへ。開店前から行列ができている店もある。和食系の「ちょうちん横町」と洋食系の「レンガ通り」を一通り見て回る。これだけたくさんの店があれば、飛行機に乗らなくとも食事目的で空港に来る人が多いのもうなずける。銭湯まである空港なんて他にないだろう。出国手続きを済ませて出発ロビーへ向かう。出発ロビーも名古屋空港時代と比べると格段に広いし、免税店も広くて数が多い。もっとも酒もタバコもやらないので、免税店には用はないけれど。

搭乗時間になり機内へ。まだ新しいおろしたてのような機材だ。案内を見るとB737-900となっており、最新型の機材だ。いつもの機内食が配られる。食べ終わって入国書類を書いていると、もう釜山に到着するとアナウンスが入る。所要時間1時間30分で釜山金海国際空港に到着した。入国審査、荷物のピックアップ、税関申告(何もないが)を済ませてターミナル前のバス停へ。現金は今までの使い残りがあるし、バス代も「ハナロカード」を持っているのでキャッシュレスで乗れる。すぐに307番の海雲台行きのバスが来る。いつものバス、いつものルートを走る。江西区庁付近には新しい高架橋ができている。地下鉄3号線らしい。開通すれば空港へのアクセスが便利になるかな?洛東江を渡り亀浦、万徳路の渋滞の中をバスは走る。万徳路も地下部分は殆ど完成して、出入り口など最後の仕上げにかかっているようだ。地下鉄が完成すれば万徳路の渋滞も緩和されるだろう。
1時間もかかって東莱へ、ここで地下鉄に乗り換えて東莱温泉に向かう。今回は鹿泉ホテルに泊まってみる。1泊48000ウォンとのことなので、2泊分96000ウォン払ってカギを貰う。部屋はかなり広く、1人には広すぎるくらいだ。風呂場もとても広い。泉一ホテルもそうだったが、足を伸ばして入れるバスタブは嬉しい。

夕食をかねて虚心庁へ出かける。温泉市場近くでテジクッパの夕食。肉がたくさん入っていて満腹になる。そしてお目当ての虚心庁へ。受付でロッカーのカギを貰って、入浴料を払おうとしたら後払いだと言う。施設の改装に合わせてシステムも改良したらしい。浴場内部はほとんど変わっていないようだが、人気のなかったコーヒースタンドの周囲が半身浴や足湯になっている。ひのき風呂とサウナでしっかり汗をかく。
風呂上がりに冷たいものが飲みたくなるのは日本も韓国も同じで、以前は脱衣所に自動販売機があったのになくなっている。見回せば新しく売店ができている。カギの番号だけで支払いは不要、返却の時に全て精算するシステムになったようだ。これで今まで謎だったコーヒースタンドの支払いも理解できるが、今までがどうだったのかは判らない。浴場内はキャッシュレスだが、デポジットを取っているわけではないし、カギを返さずにどさくさに紛れて行っちゃうような人は韓国人にはいないんだろうな。

ホテル農心へ寄って観光パンフレットを貰って帰る。部屋でパンフレットを見ながら、明日の行動を考える。「龍宮寺」へ行ってみようと思う。釜山の郊外にあり、海雲台からバスで行けるようだし、海岸にあるお寺なんて珍しい。



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2009-1-13 作成
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