Kiyo's Home Page 中国日記(その1)

中国日記(その1)

2001年9月8日(第1日目)

朝6時過ぎに家を出て、名古屋空港に向かう。今回利用するのは大韓航空KE752便ソウル行き、明日乗り継ぎのKE831便瀋陽行き、さらに中国北方航空CJ6653便延吉行きに乗り継ぐ。で、今日中に行けるのはソウルまで。全行程の3分の1に過ぎない。

空港に到着し、チェックインを済ませて出国審査へ。E/Dカードが廃止されたのでちょっとだけ速い。待つことおよそ1時間、搭乗がはじまる。離陸後しばらくして機内食が配られる。いつもの簡単なランチだ。海苔巻きが2つついている。巻き寿司のようだが、キムパのような気もする。Sさんに聞いてみる。(Sさんというのは、同行の留学生)キムパじゃない、海苔が違うと言う。確かにごま油は塗ってない。けれどご飯は酢が利いていないし、巻いてある具が巻き寿司ではない。何回も食べたけどやっぱり巻き寿司だったんだろうか。食事のあと、免税品の販売が始まる。普段吸っているマイルドセブンを買う。1カートン14,500ウォン、名古屋空港の免税売店で買うより150円程安い。このあと韓国のE/Dカードを書く。入国目的の欄にTransitと書いて、連絡先は空欄のままにする。予定通りのフライトで、午前11時過ぎには仁川国際空港に到着する。ターミナルの端の方に到着したらしく、向こうの方が見えない。(ターミナルビルがカーブしているだけか)韓国政府が気合いを入れて作っただけに金浦空港よりかなり広い。入国審査を通過し、銀行へ。荷物は名古屋出発時に瀋陽まで預けてしまったので、ここでは手ぶら。銀行で両替する。5万円が525,000ウォンになる。一晩だけには多い気がするが、東大門市場へ行くつもりなので、まあいいか。

これから仁川市内へ向かう。宿は東大門市場へ行く事を考えるとソウル市内でも良いのだが、翌朝早いことも考えて仁川市内にする。またバス代もソウル市内までは10,000ウォンくらいかかるが、仁川市内なら2,400ウォンで行ける。仁川バスターミナル行きに乗って、富平駅で降りることにする。待つほどもなくバスが来る。真新しい空港ビルを後に真新しい高速道路に入る。まっすぐ行けばソウル市だがバスは仁川市内を目指す。高速道路を降りて30分程で富平駅前に到着する。空港から50分くらいだ。駅前なら旅館くらいあるだろうと適当に歩き始める。やはり表通りにはないが、ひとつ中の通りに入ればたくさん見つかる。適当に決めて入る。一人25,000ウォンで二部屋確保する。1階と2階が沐浴湯になっていて宿泊客は無料で入浴できるらしい。部屋に荷物を置いて(元々たいした荷物は持っていないが)食事に出かける。

駅に向かう途中で焼肉(カルビではない)と冷麺の昼食。Sさんが本屋へ行きたいと言うので、光化門の教保文庫へ向かう。富平駅から議政府行きに乗り、新吉駅で地下鉄5号線に乗り換えて、光化門駅で降りればすぐだったと思う。(ガイドブックは全く持ってこなかった。記憶だけが頼り。)光化門まで切符(900ウォン)を買い電車に乗る。光化門で降りて出口の案内を見ると「教保文庫」とある。やはり記憶はあっていた。ここでSさんが日韓辞典を探す。韓国最大の書店というだけあって何種類もの日韓辞典が並んでいる。探していた辞典が見つかったようだ。見せて貰うと、見出しの漢字が韓国語読みで引けるようになっている。日本語に堪能なら日本語読みでも引けるが、判らない言葉を引くのに漢字の読み方が判らなくては辞書が引けない。考えるまでもなくこの方が便利だ。私も韓日辞典を一冊買っていく。教保文庫を後にして東大門市場へ向かう。東大門は光化門から東へ2kmくらいなので地下鉄を利用せず歩き始める。30分くらい歩いただろうか。東大門市場にたどり着く。同じ業種の店がかたまっている。ふとん街は冬物のふとん(日本なら秋物のふとん。冬はオンドルなので、薄手のふとんで充分。)が並んでいる。隣のブロックは手芸材料ばかり。ボタンだけ売っている店、ファスナーだけの店などいろいろ。

プレヤータウンと斗山タワーが並んで建っている。手近なプレヤータウンへ。まず二人とも靴を買い、私は眼鏡を作ってもらう。待ち時間にSさんは服を買う。まだ時間があるので、上の階へ行く。チマチョゴリ売り場だ。色鮮やかなチマチョゴリが並んでいる。値段を聞いてみると20万ウォンとのこと。出来上がった眼鏡を受け取り、他の店を少し覗いて引き上げる。全部見て回ったら1日かかりそうだ。時間は既に午後8時を過ぎている。仁川に戻ってからでは遅くなるので、ここで夕食を食べて戻る。Sさんはビビンバを注文し、私はソロンタンを注文する。

午後10時前に旅館に戻ってきた。沐浴湯は既に終わっている。明朝の出発時間は午前7時と決定。自分の部屋に戻りシャワーを浴びて床につく。