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中国日記(その1)

旅を終えて

行きも帰りも乗り継ぎの時間など含めて約30時間かかりました。それはともかく、長白山まで片道270kmを日帰りで往復してしまうのには驚きました。「中国は広い」ということが頭では判っていても、実際に旅行してみると想像を遙かに超越していると感じられます。そしてその帰り道、車内で寝ている人がいないのにも驚かされました。とにかく中国の人たちはタフです。
それから、日本と比べると物価が安い。だから日本へ持ってくると、驚異的な低価格で売れるのだけど。ラーメンなら一杯5元、普通の食事で20元くらい。贅沢というか、付加価値がつくととたんに高くなる。ショートケーキが8元、茶房でお茶を飲めば20元。典型的な例が自動車、大衆車クラスで20万元もする。日本円で300万円は高すぎる。しかし市場経済の導入で少しずつ自動車も価格が下がっているという。眠れる獅子は猛然と追い上げて来ている。この国の行方はいかに。

延吉について

延吉市は東北三省と呼ばれる吉林省の東部にあります。延辺朝鮮族自治州の州都でもあります。街中には至る所に朝鮮料理の店があり、また殆どの所で朝鮮語が通じます。日本海まで80kmほどなので、朝鮮産の海産物は鮮度が良く、高級品として売られています。

延吉市データ(延吉市ホームページより)
延吉市は吉林省東部、長白山脈の北麓、北緯42度50分〜43度23分、東経129度01分〜129度48分に位置します。中露国境まで60km、中朝国境まで10km、日本海まで80kmです。大陸性気候を示し、春は乾燥し風が強く、夏は暑く雨が多い、秋は涼しく雨が少ない、冬は寒い日が続きます。年間平均気温は摂氏5.7度、最低気温は氷点下32.7度を記録しました。面積は1350平方km、人口約40万人で、58%が朝鮮族です。



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